成田空港で100%バイオ ディーゼル燃料を使った移動式GPUでの実証試験を開始しました
2023.05.16
固定式GPUが整備されていないスポットを対象に、航空機が駐機中に必要な電力を、ディーゼル発電機搭載の航空機用電源車(移動式GPU)を使用して供給を行っています。
空港における脱炭素化の実現に向け、この度、成田空港に配備中の移動式GPU 1台を利用し、従来の軽油から100%バイオ ディーゼル燃料(FAME) に替えた電力を供給する実証試験を、本年4月から1年間の予定で開始しました。
既に、航空機が求める基準の電力品質に関しては、通常使用する軽油と遜色ない結果を確認出来ておりますが、長期使用によるエンジン等への影響の有無をこの実証試験で確認致します。
なお、100%バイオ ディーゼル燃料のライフサイクルアセスメントにより、CO2排出量を実質0ゼロと考えた場合、
成田空港での移動式GPU は、1台あたり1年間で約31トンのCO2を削減できる見込みです。
当社は、空港におけるカーボンニュートラル(CN)の実現に向け、GPUの利用促進やGPU設備の整備等を適切に行って参ります。